副業で後悔しないための注意点

介護職に限らず正社員として勤めながら、副業を行う人が増えています。しかし、副業を行う場合には、いくつかの注意点があります。最も大きな注意点は、職場の規則違反です。職場のなかには副業を禁止しており、副業をしている社員に対して何らかの罰則を与えるとしている企業も少なくありません。最悪の場合、解雇処分を受けることもあります。副業をしたばっかりに失業したという事態にならないよう、事前に就業規則を必ず確認しましょう。そして、副業が禁止されている場合は、あきらめることが大切です。

副業を行う最大の理由は、収入を増やすことだと思います。しかし、副業での収入が予想よりも低かったというケースも多いので、この点にも注意が必要です。その理由は、副業で収入が増えると、税金や社会保険料が増えることがあるからです。また、交通費や服飾費、仕事の資料代、食費などで出費が増えることも多いでしょう。このため、苦労して働いた割に、手取り収入がそれほど得られなかったというケースは多くあるようです。副業では給与額や報酬額だけに注目せずに、住民税や社会保険料、交通費などの経費に関しても計算し、手取り額でどのくらいの収入があるかを計算することが大切です。

また、近年は在宅での副業も人気です。フリーランスで20万円以上の収入を得た場合は、確定申告が必要です。それを知らずに確定申告をしなかった場合、脱税と見なされて超過金を請求されることもあるので注意しましょう。そして、もう一つ大切なことは、体調管理です。本業と副業の両立は、心身に負担がかかります。体調を崩したり、本業に支障を来したりしないよう気をつけることが必要です。なお、副業を選ぶコツや注意点は『介護職におすすめ~副業選びのコツ~』にも詳しく載っているので確認しておきましょう。